パニック障害とはどのような状態なのでしょうか?
突然、動悸が激しくなる。
息が苦しくなる。
胸が締めつけられるような感覚になる。
手足が震える。
めまいや発汗が起こる。
そして、「このまま倒れてしまうのではないか」「死んでしまうのではないか」という強い不安に襲われる。
パニック障害では、このような発作が突然起こることがあります。
発作は数分から十数分程度で落ち着くことが多いですが、経験した本人にとっては非常に強い恐怖を感じるものです。
「身体がおかしくなったのではないか。」
「また起きたらどうしよう。」
一度強い発作を経験すると、その後も不安が続き、電車やバス、人が多い場所、すぐに外へ出られない場所などを避けるようになる方もいらっしゃいます。
パニック障害は、気持ちの問題や「考えすぎ」だけで起こるものではありません。
身体の中では、実際にさまざまな反応が起きています。
パニック発作では身体の中で何が起きているのでしょうか?
パニック障害では、脳が危険を察知する仕組みが過敏に反応しやすくなっていると考えられています。
私たちの脳には、危険を感じ取って身体を守る仕組みがあります。
例えば、目の前に危険なものがあれば、心拍数を上げ、呼吸を速くし、すぐに動ける状態をつくります。
これは本来、命を守るために必要な反応です。
しかし、パニック障害では、実際には危険がない状況でも、この防御反応が強く働いてしまうことがあります。
特に、恐怖や不安に関係する脳の部位である扁桃体(へんとうたい)が過敏に反応し、自律神経へ強い信号を送ることで、動悸や息苦しさ、発汗、震えなどの身体症状につながると考えられています。
また、セロトニンなどの神経伝達物質の働きや、体質的な要因、遺伝的な要素なども関係しているといわれています。
ただし、パニック障害の原因は一つではありません。
強いストレス。
睡眠不足。
疲労の蓄積。
環境の変化。
身体の状態。
さまざまな要素が重なり、発症することがあります。
だから、「これが原因です」と簡単に決められるものではありません。
発作よりもつらい「また起きたらどうしよう」という予期不安
一度発作を経験すると、多くの方が「また起きたらどうしよう」という不安を抱えるようになります。
以前発作が起きた場所へ行けなくなる。
電車へ乗れなくなる。
美容室や映画館など、すぐに外へ出られない場所を避けるようになる。
発作が起きていない時でも、「また起きるかもしれない」と考えただけで身体が緊張し、動悸や息苦しさを感じることがあります。
身体の反応に気づくと、「やっぱり始まるかもしれない」とさらに不安になり、緊張が強くなる。
このような状態が続くことで、少しずつ行ける場所やできることが減ってしまう方も少なくありません。
私は、パニック障害のつらさは発作だけではないと思っています。
「また起きたらどうしよう。」
その不安を抱えながら毎日を過ごすこと自体が、とても大きな負担になることがあります。
発作がない時も身体は緊張している
パニック障害でつらいのは、発作の時間だけではありません。
「また起きたらどうしよう。」
という不安が続くことで、発作がない時でも身体が緊張状態になっていることがあります。
肩や首に力が入り続ける。
呼吸が浅くなる。
身体が休まらない。
眠っても疲れが取れない。
こうした状態が続くことで、身体は常に警戒しているような状態になります。
本人は「普通に生活しているつもり」でも、身体の中では緊張が続いていることがあります。
そのため、パニック障害では発作だけを見るのではなく、普段の身体の状態を見ることも大切だと考えています。
パニック障害と自律神経の関係
私たちの身体には、自分の意思とは関係なく働き続けている自律神経があります。
心臓を動かす。
呼吸を調整する。
胃や腸を働かせる。
体温を保つ。
眠る準備をする。
こうした生命活動を支えているのが自律神経です。
活動するときには交感神経が働き、休息するときには副交感神経が働きます。
本来は、この切り替えが自然に行われることで、身体のバランスが保たれています。
しかし、緊張や不安が長く続くと、自律神経の切り替えがうまくいかなくなることがあります。
身体は疲れているのに休めない。
眠りたいのに頭や身体が緊張している。
リラックスしようとしても力が抜けない。
このような状態では、身体はなかなか回復する時間をつくれません。
呼吸と身体の緊張
施術をしていると、パニック障害でお悩みの方は呼吸が浅くなっていることがあります。
胸だけで呼吸をしていたり、息を十分に吐き切れなかったり、無意識のうちに呼吸を止めてしまうクセがついている方も少なくありません。
呼吸が浅くなると、胸や首、肩まわりの筋肉はさらに緊張しやすくなります。
すると、「息が吸いにくい」「胸が苦しい」と感じやすくなり、その感覚がさらに不安を強くしてしまうことがあります。
もちろん、呼吸だけがパニック障害の原因ではありません。
しかし、身体全体の緊張が続けば続くほど、呼吸もしづらくなり、身体は休みにくい状態になってしまいます。
だから私は、呼吸だけを意識して変えようとするのではなく、まず身体全体の緊張を整えることが大切だと考えています。
身体全体の緊張を整えるという考え方
パニック障害では、脳や身体が過敏に反応しやすくなっていることがあります。ゆうわ整体では、そのような身体全体の緊張をやさしく整えながら施術を行っています。
施術では、発作だけを見ることはありません。
首や肩の緊張。
呼吸の状態。
胸郭や横隔膜の動き。
背中や骨盤のバランス。
お腹の硬さ。
身体全体を確認しながら、どこへ負担が集中しているのかをみていきます。
「パニック障害だから首だけ。」
「自律神経だから頭だけ。」
そのような考え方ではなく、身体はひとつにつながっているという考えを大切にしています。
ゆうわ整体の施術について
操体法で、身体が心地よく動ける方向を探しながら、姿勢や呼吸、身体全体のバランスを整えていきます。
さらに、約5gというやさしい刺激で行う頭蓋仙骨療法では、脳や神経へ穏やかに働きかけ、過度に緊張した身体が少しでも休みやすい状態を目指します。
強い刺激で身体を無理に変える施術ではありません。
身体が安心して力を抜けるよう、やさしく全身を整えていきます。
施術中に呼吸が深くなったり、身体の力がふっと抜けたり、そのまま眠ってしまう方も少なくありません。
身体が安心すると、呼吸も少しずつ変わっていきます。
呼吸が変わると、身体の力みも変わっていきます。
私は、その小さな変化を大切にしています。
千葉市でパニック障害にお悩みなら、ゆうわ整体へ
パニック障害は、医療機関での診察や治療がとても大切です。
「身体の力が抜けない。」
「呼吸が浅い気がする。」
「いつも緊張していて疲れが抜けない。」
そんなお悩みをお持ちの方は、一人で抱え込まず、ご相談ください。
身体全体の緊張が少しずつやわらぎ、安心して毎日を過ごせる身体づくりをサポートしています。
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